【箱根への道】東洋大、鉄紺の逆襲 酒井監督が3冠宣言

2018年9月29日15時5分  スポーツ報知
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 学生3大駅伝初戦の出雲駅伝は10月8日、伊勢路を駆ける全日本大学駅伝は11月4日、来年1月2、3日には平成最後の箱根駅伝が行われる。箱根では史上3校目の5連覇を目指す青学大と、10年連続3位以内の勝負強さを誇る東洋大が一歩リード。2強を追うエリート軍団・東海大、山にダブルエースを置く法大、ゴールデンルーキーがそろう早大なども虎視眈々(たんたん)と頂点を狙う。

 東洋大が王者の称号を取り戻す。10年連続3位以内と箱根路での勝負強さ、安定感は抜群。昨季も出雲、全日本とも5位と出遅れたものの、箱根では1年生3人、2年生1人、3年生1人の若い布陣で往路を制し、青学大に36秒先着した。総合では4分53秒差をつけられ完敗したが、酒井俊幸監督(42)は「(前回大会は)鉄紺の逆襲の伏線」とレースを振り返る。

 今季はトラックシーズン前から強さを見せつけた。2月のクロスカントリー日本選手権ではシニア男子10キロで西山和弥(2年)、今西駿介(3年)、渡辺奏太(3年)が学生トップ3を独占。アジアクロカン(3月、中国)や世界学生クロカン(4月、スイス)では日の丸を背負い世界と戦った。6月の日本選手権1万メートルでも西山、相沢晃(3年)が実業団選手との激しい戦いの中、ダブル入賞を果たすなど学生トップクラスの戦力がそろう。

 今夏も順調に牙を研いだ。8月の米国遠征中に、駅伝大会「Hood to Coast」へ6年ぶりに出場。オレゴン州のマウントフッドからオレゴンコーストまでの199マイル(約317キロ)を、12人が3回ずつ走ってつなぐ壮大なレースだ。山本修二副主将(4年)は「本気で勝ちにこだわるというか、走る理由を再確認できました。人生を懸けて取り組まないといけない」。夜中もヘッドライトを装着して走り続け、16時間52分49秒1で参加1148チームの頂点に立ち、走りの原点に立ち返った。

 指導10年目を迎えた酒井監督は箱根での王座奪還だけでなく「今年は出雲、全日本も狙っていきたい」と3冠を宣言。OBの兄・憲二(現・マツダ)の背中を追う山本副主将も「3冠を狙えると思います。出雲からいい状態で臨みたいです」と手応えを感じている。第85回大会で初Vを果たし、最後の優勝は第90回大会。第95回を迎えた今大会で逆襲の可能性は十分ある。

(太田 涼)

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