【箱根への道】大激戦も駒大 万全の布陣

2018年9月29日15時0分  スポーツ報知

 第95回箱根駅伝予選会は10月13日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴールの21・0975キロで行われる。上位10人の合計タイムで争い、11校が本戦出場権を獲得する。順大時代に歓喜の予選通過と涙の落選を味わった太田涼記者が“立川決戦”を占う。

 記念大会で1校増とはいえ、今回は混沌(こんとん)の2文字がふさわしい大激戦になる。本戦切符は実力上位の12校のうち11校が獲得すると予想する。

 9年ぶりの予選会参戦となる平成の駅伝王者・駒大が万全の布陣を整えた。伊勢翔吾(4年)や下史典(4年)ら複数の柱をそろえ、安定感は群を抜く。本戦最高が10位(11、12年)の国学院大も、箱根1区2位の浦野雄平(3年)らが順調に成長。今季は5000メートル、1万メートルで学内記録が更新されるなど過去最強に近い戦力を持つ。この2校は確実に通過するだろう。

 通過濃厚とした中大、神奈川大、明大、大東大、順大はいずれも優勝経験校。学生長距離界のエース・塩尻和也(4年)を擁する順大、昨年まさかの敗退となった明大も阿部弘輝(3年)、中島大就(3年)らの安定感が増している。中大、大東大は全日本大学駅伝出場切符を逃しているだけに、唯一の3大駅伝出場に懸ける思いは強い。

 ボーダーラインにひしめく5校の争いは熾烈(しれつ)を極める。予選会巧者の上武大は20キロからハーフマラソン(21・0975キロ)への距離延長が吉と出る可能性が高い。トラック、駅伝ともに好成績を残していたドミニク・ニャイロ(4年)を欠いたことで全日本大学駅伝予選会で落選した山梨学院大をはじめ、東京国際大、創価大は留学生ランナーの走りが浮沈を握る。国士舘大もケニア人留学生の起用が濃厚だが、日本学生対校選手権1万メートル8位の住吉秀昭(4年)ら力のある日本人がそろっており、4校に比べ上位に位置するとみる。

 初出場を目指す麗沢大、第1回優勝の東京高等師範学校の流れをくむ筑波大などは、わずかに可能性を残す。自身が100%以上の力を発揮した上で、上位校にミスが続出した時にのみミラクルが起こる。歓喜も涙も、この季節になると思い出さずにはいられない。決戦の地へ、万全の準備で臨んでほしい。

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