「走りたい!」元神奈川大・東瑞基、愛知県警に就職も再び陸上界へ

2018年9月28日12時0分  スポーツ報知
  • 神奈川大の主将として17年の箱根4区を走った東

 神奈川大の主将として箱根路を駆けた東は「もう、全てやりきった」と、卒業後は地元・愛知県警に就職した。2017年4月に警察学校に入学。しかし、走ることから離れたのもつかの間、ゴールデンウィークには“禁断症状”が出た。「走りたくて仕方なかったですね。でも、そんな時間もなくて…」。9月末に卒業し、名古屋市内の交番に配属されたときは楽しさすら感じていた。

 しかし、10月の駅伝シーズンに入ると、やはり“ランナーの血”が騒ぎ出す。「同期だったり先輩や後輩が走っているのを見て、やっぱり走りたいな、って思っちゃって。『辞めたいです』って上司に相談したら止められましたけど…」。12月上旬、次の就職先を見つける前に退職。両親には口も聞いてもらえず実家に戻ることもできないまま、姉夫婦の家で居候しながら電話で自らをチームに売り込んだ。

 そんな中、東の走りと真面目さにひかれ、ニューイヤー駅伝初出場を目指す関東地方でスーパーを展開するコモディイイダ入りが決まった。12月に入ってから再び走り始め、チーム内のケニア人との切磋琢磨(せっさたくま)もあって今夏には1万メートルで28分54秒68と自己記録を更新した。「陸上に全力を傾けられる環境がこんなにもありがたいことに気づきました。(警察官を)辞めてここにいる以上、中途半端なことはできないです」。遠回りしてたどり着いた場所で、感謝をかみしめながら走り続ける。

 ◆東 瑞基(ひがし・みずき)1994年8月30日、愛知・一宮市生まれ。24歳。愛知高から神奈川大に進み、箱根駅伝では1年時6区20位、4年時4区8位。自己記録は5000メートル14分11秒99、1万メートル28分54秒68。名前の由来は「ミッキー」から「みつき」「みずき」と変化した。家族は両親と兄、姉。176センチ、60キロ。

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