出雲駅伝に向けて青学大 好記録連発! 原監督「3チーム出たら1、3、5位」

2018年9月29日17時5分  スポーツ報知
  • 雨が降りしきる中、恒例の5000メートル学内記録を行った青学大。好記録が連発し、原監督は史上初となる2度目の学生駅伝3冠に自信を見せた

 今季の箱根駅伝(来年1月2、3日)で史上3校目の5連覇を目指す青学大が29日、今季の学生3大駅伝開幕戦の出雲駅伝(10月8日、島根・出雲市出雲大社~出雲ドーム=6区間45・1キロ)に向け、相模原市の相模原キャンパス内競技場で5000メートル学内記録会を行い、18選手が設定タイムの14分10秒以内で走破した。レース後のミーティングで原晋監督(51)は選手に力強く呼びかけた。

 「予定通り。いや、それ以上だ。流れはいい。出雲駅伝に3チームつくれる状態になった。もし、3チーム出場したら1位、3位、5位が狙える。レギュラー争いは厳しく、駅伝メンバーに選ばれないという不安があるかもしれないが、陸上は個人競技なので、それぞれが活躍できる場があるから、全員で頑張っていこう」

 最近4年度の学生3大駅伝11回(14年出雲は台風のため中止)のうち優勝7回、2位2回、3位2回。優勝確率6割3分7厘、3位以内の確率は10割を誇る青学大が駅伝シーズン開幕直前、例年通りに仕上がってきた。雨が降りしきる中、出雲駅伝9日前の恒例の5000メートル学内記録会を開催した。前回の箱根駅伝2区区間賞の森田歩希主将(4年)、同1区5位の鈴木塁人(3年)らがほぼ設定タイムで余裕を持って走った中、13分58秒3でトップを取ったのは学生3大駅伝未経験の生方敦也(3年)だった。

 残り400メートルから猛烈なラストスパートを繰り出し、非公認記録ながら自己ベストを約1秒3更新した生方は「駅伝で実績のある選手は設定タイム通りに走ればいいけど、僕が出雲駅伝メンバーに選ばれるためにはラストスパートでアピールするしかなかった。ただ、残り1周までは余裕を持って走れた。ペース走の4600メートル+刺激の400メートルというイメージでした」と充実の表情で話した。

 レース9日前のため、出雲駅伝の登録メンバー10人に対しては「全力で追い込む必要はない」と指示していた原監督は「駅伝の実績がない生方は必死だったんだろう。それはそれでいい。駅伝でもあのラストスパートを見てみたいね」と評価した。その上で指揮官は「実績のある主力も順調だから、だれを起用するか悩むよ」とうれしい悲鳴を上げた。

 出雲駅伝の登録メンバー以外も底上げが進んでいる。非公式の学内記録ながら生方をはじめ8選手が自己ベストをマーク。特に谷野航平(3年)は自己ベストを約17秒も更新する14分3秒8で走り切った。「チーム全体が良くなっています。一番びっくりしたのは谷野ですね」と主将の森田はチームの一体感に笑顔を見せた。

 これまで学生駅伝3冠は1990年度の大東大、2000年度の順大、10年度の早大、16年度の青学大の4チーム。「史上初の2度目の3冠を狙っていきますよ!」と原監督は高らかに宣言した。勝負の世界では調子に乗りすぎると失敗することが多いが、このチームの場合、指揮官が調子に乗るほど結果を残すという前例が多々ある。

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