マラソン日本記録保持者が明かす箱根駅伝の意外な難敵 設楽悠がかけっこ教室に参加

スポーツ報知
かけっこ教室に参加したマラソン男子の設楽悠太(左)と、東洋大の酒井俊幸監督

 陸上の男子マラソン日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)が30日、都内で子供向けのかけっこ教室に参加した。トークショーでは、東洋大時代に師事した酒井俊幸監督とともに箱根駅伝のエピソードを披露。一番難しいと思う区間には1区を挙げ「朝早いので…」と苦笑いで理由を明かした。

 午前8時にスタートする1区の選手は、朝食やウォーミングアップ時間を逆算し、早い選手は午前2時頃に起床する。酒井監督は「(設楽悠の)1区起用も考えたけど、朝が苦手だということで。(コースへの)適性が一番だけど、苦手な子は、あまり(1区は)よくないです」と笑った。設楽悠は大学1年時から箱根デビューを飾り、3区8位。2年時は7区、3年時と4年時はともに3区で区間トップの成績を残した。

 イベントでは、子供にランニングフォームなどを指導。リラックスした表情で触れあった。今月のベルリンマラソンでは、エリウド・キプチョゲ(ケニア)人類初の2時間1分39秒の世界新記録を樹立。設楽悠は子供から「日本人初の(マラソン)2時間切りを」とメッセージを送られ「世界(記録)には少し離されてしまったけど、自分のリズムを崩さずに少しずつ縮めたい」と話した。

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