【柔道】山梨学院大4年・大和久は銅メダル…「らしさ出せた」準決敗戦も納得

スポーツ報知
3回戦では、けさ固めで一本勝ちした大和久

◆柔道 全日本学生体重別選手権最終日 ▽女子57キロ級準決勝 ○竹内鈴(2分11秒 足払い)大和久友佳●(30日、東京・日本武道館)

 男女6階級が行われ、女子57キロ級で大和久(おおわく)友佳(山梨学院大4年)が3位に入った。

 小気味よい攻めを次々に繰り出す柔道で、大和久が一本勝ちに次ぐ一本勝ちを見せた。初戦の2回戦は背負い投げ、3回戦は投げ技で崩してからのけさ固め。準々決勝では再び背負い投げで一本勝ちした。準決勝で竹内鈴(東海大3年)に敗れたものの、昨年準優勝した“格上”。「思い切り行こうと思ったが、パワーがすごかった」と力負けを認めながらも「初めて大学に入ってから、自分らしさを出せた」と納得の笑顔だ。

 昨年まで同階級を連覇した1学年先輩の出口クリスタ(22)=日本生命=をなかなか超えられなかったが、最高学年になって飛躍。大学入学後初のメダルを獲得した。本来は「技をかけまくるタイプ」でも、“緊張グセ”に悩まされてきた。「足が震えてしまって、気がついたら負けてしまっていた。今日の3戦はイケイケになったと思います」と話し、緊張をほぐすような雰囲気を作ってくれた周囲に感謝した。

 ただ、尊敬する出口に続く山梨学院大勢の“同階級3連覇”を逃したことについては「悔しさ80%」と残念がった。

 6日からの福井国体にも出場する大和久。初メダルをさらなる飛躍へつなげ、さらなる高みを目指す。(西村 國継)

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