青学大・原監督「ヨロシク大作戦」で出雲駅伝V狙う

スポーツ報知
作戦名を「ヨロシク大作戦」とした原監督(中央)

 学生3大駅伝の初戦、出雲駅伝は8日、島根・出雲市出雲大社前スタート、出雲ドーム前ゴールの6区間45・1キロで行われる。青学大の原晋監督(51)は7日、「ヨロシク大作戦」で2年ぶり4回目の優勝を目指すことを宣言した。

 学生3大駅伝前、恒例となった青学大の作戦名。今回も原監督お得意のベタベタなネーミングとなった。

 「4回目の優勝を目指す。6区間で勝負。ポイントは4区。出雲駅伝には9度目のチャレンジ。合わせて4、6、4、9。ヨロシク大作戦です。どうですか?」

 原監督は、胸を張って、自信たっぷりに満面の笑みで話した。

 青学大は12年大会を初制覇。3大駅伝通じて初の優勝となり、現在の黄金時代の礎となった。その後、15、16年大会を連覇。「2年ぶり4回目の優勝のチャンスは十分にあると思っています」と指揮官は言う。

 9月29日に行った学内記録会5000メートルでは18選手が設定タイムの14分10秒以内で走破。「3チームつくれる。もし、3チーム出られたら1、3、5位を取れる。それほど選手層は厚い。6区間に穴はない」と原監督は明言する。

 4区には学生3大駅伝初出場の吉田圭太(2年)を抜てきした。9月の日本学生対校5000メートルでは日本人トップの3位。「吉田圭太は大学駅伝デビュー戦ですが、自信を持って送り出します。勝負のポイントになるでしょう」(原監督)。指揮官にキーマンとして指名された2年生は「必ずいい位置でタスキが来るので、さらに後ろの区間に勢いをつけたい」と引き締まった表情で話した。

 関東地区からは前年度の箱根駅伝上位10校が出場する。「お陰様で青学大も9回目の出場になりました。今年も感謝の気持ちで臨みます。今季、史上初めて2度目の学生駅伝3冠を目指す。その一歩となる大事な大会です」と原監督は話す。

 2018年度、学生3大駅伝がいよいよ開幕する。「4、6、4、9。同じ広島出身のレジェンド、矢沢永吉さんばりにヨロシク!です」と原監督は“絶口調”。勝負の世界では、指揮官が調子に乗ると失敗することが多いが、青学大の場合、指揮官が調子に乗った方が成功する確率が高い。

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