大迫傑、シカゴマラソンで日本新記録 2時間5分50秒

スポーツ報知
大迫傑

 シカゴマラソンは7日、米イリノイ州シカゴで行われ、大迫傑(27)=ナイキ=が2時間5分50秒の日本新記録を樹立した。設楽悠太(26)=ホンダ=が今年2月の東京マラソンでマークした2時間6分11秒を21秒更新。ガッツポーズをしながら3位のゴールに飛び込んだ。2002年に高岡寿成氏が2時間6分16秒の日本記録(当時)を樹立した今大会へ向け、サッカーのロシアW杯が開催されていた今年6月には、「シカゴマラソンで決勝弾を決められるように頑張ります。俺は大迫傑だ」と、サッカー日本代表FW大迫勇也を意識した言葉を発していた。

 序盤から先頭集団につけ、35キロを過ぎてもファラー(英国)、キルイ(ケニア)ら強豪と5人の集団を形成。38キロ前後では脇腹を押さえて苦しげな表情を見せたが、ペースは落とさなかった。初マラソンだった17年ボストン(3位)に続き、強豪が集結する世界最高峰シリーズのワールドマラソンメジャーズで自身2度目の表彰台。20年東京五輪のメダルは、もう決して夢ではない。

 ◆大迫 傑(おおさこ・すぐる)1991年5月23日、東京・町田市生まれ。27歳。長野・佐久長聖高から早大進学。2015年に米国へ拠点を移し、プロ選手に転向。16年リオ五輪5000メートル、1万メートル代表。17年4月のボストンで初マラソンに挑み、2時間10分28秒の3位。17年福岡国際で自己記録を2時間7分19秒に伸ばし、東京五輪代表選考会のMGC出場権を獲得した。170センチ、53キロ。

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