世界選手権銀メダリストを撃破 新馬場一世が銅メダル

スポーツ報知
銅メダルに輝いた男子個人形の新馬場一世

◆空手 プレミアリーグ・東京大会 最終日(14日、東京武道館)

 男子個人形3位決定戦が行われ、世界ランク3位で14年仁川アジア大会銅メダリストの新馬場一世(西濃運輸)が、同2位で16年世界選手権銀メダルのダミアン・キンテーロ(スペイン)を4―1で下し、銅メダルを獲得した。「相手はベテランですごい選手なので、楽な戦いではないと思っていた」。新馬場は、高難度技の「チャタンヤラクーシャンクー」をキレ味たっぷりに演武。直近の世界選手権の銀メダリストに堂々と勝ち切った。

 20年東京五輪に向け、男子個人形は代表争いも激戦。今大会でも決勝に進んでいる16年世界選手権王者の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が絶対的な存在。新馬場が今大会準決勝で敗れた世界ランク6位の本一将(AGP)も力をつけてきている。「東京五輪に向けて、みんな五輪金メダルをとるという気持ちがある。気持ち1つで、こんなに強くなれるんだ、と。勝ち負けがあっての勝負なので、今は悔しいけど、楽しんでどの大会も臨みたいと思う」と新馬場は前を向いた。

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