名城大、V2へ1区にルーキー和田を抜てき…全日本大学女子駅伝

スポーツ報知
開会式で参加26チームの主将が駅伝の健走を誓って一番ポーズを決める

 第36回全日本大学女子駅伝対校選手権は28日、宮城・弘進ゴムアスリートパーク(仙台市陸上競技場)から仙台市役所前市民広場の6区間(38・0キロ)で26チームが参加して行われる。27日は仙台市内で区間エントリーと開会式が行われ、昨年の覇者・名城大は全国高校駅伝で2年連続区間賞のルーキー・和田有菜が1区に抜てきされた。00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(46)も太鼓判を押す新星は、大学初の連覇を引き寄せる走りを目指す。

 ルーキーが大役を担う。米田勝朗監督(50)は「1区は極度の緊張に見舞われる。経験がものを言うので」と長野東高時代の駅伝での実績を買って、昨年まで3年連続1区の青木和主将(4年)に代え、和田を抜てきした。中継放送で解説を務める高橋尚子さんも「(高校での)経験が豊富なので、軸になる選手の一人」と和田の活躍に期待した。

 憧れの先輩とのタスキリレーだ。2区にエントリーの玉城かんな(4年)は高校の先輩。ともに幼い頃から地元の長野・犀川河川敷で練習に打ち込んだ。和田は「先輩と一緒に走りたい」との思いで名城大に進学。3歳年上の先輩と、大学生になって初めて同じチームで走れることになり、「すごくうれしい」と胸を躍らせる。

 前日(26日)に米田監督が1区を任せることを伝えると、笑顔で「緊張もあるけど頑張ります」と答えた和田。連覇に向け、ロケットスタートを切る。(宮下 京香)

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