瀬戸大也が“世界新泳法”完成へ米国出発

スポーツ報知
米国での高地合宿へ出発した(左から)瀬戸大也、五十嵐千尋、赤瀬紗也香、渡部香生子、天井翼

 競泳の瀬戸大也(24)=ANA=が29日、12月の世界短水路選手権(中国・杭州)などを見据えた米アリゾナ州フラッグスタッフでの高地合宿に出発。ともに合宿を張るチームメートを参考に、世界記録樹立の泳法を完成させるつもりだ。

 世界短水路では400メートル個人メドレーで3連覇中。今回は、ライアン・ロクテ(米国)の持つ短水路世界記録(3分55秒50)更新を視野に入れ、「4連覇と世界新を持って帰れるように」と気合が違う。

 今回の合宿メンバーは背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)、平泳ぎの渡部香生子(早大)、自由形の天井翼(ミキハウス)など、多士済々。「香生子ちゃんはキックとかにいいものがあるのでマネしたり、入江さんもなかなか練習できる相手ではないので、背泳ぎが少しでも強くなれば。翼ももともと代表だし、練習は強い。競り合ってまた代表に入ってこられるようになったらうれしい」と、個々の長所をしっかり吸収する考えだ。

 世界新樹立の意味合いは大きい。「世界新は初めてだし、東京五輪に向けても追い風になる。自信もつくと思うし、絶対樹立しないと」と、さらなるスケールアップへ意欲満々だった。

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