東洋大ルーキー・鈴木は高校時代は駅伝経験ゼロ 「緊張よりも楽しみ」

スポーツ報知
駅伝デビューへの意気込みを語った東洋大・鈴木宗孝

 学生3大駅伝の第2戦、全日本大学駅伝は4日午前8時5分、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴールの8区間106・8キロで行われる。出雲駅伝で2位だった東洋大は3日、午前中に三重県内で練習。6区(12・8キロ)に登録されている“駅伝未経験ルーキー”の鈴木宗孝は「緊張よりも楽しみの方が大きいです」と笑顔で話した。

 神奈川の氷取沢(ひとりざわ)高時代は、1年冬までサッカー部に所属。陸上部に転部した後も「高校時代は朝練習をしたことはありません」という“変わり種”だ。氷取沢高の長距離選手は4人しかいなかったため、駅伝では神奈川県予選にも出場したことはない。唯一、東洋大入学後の今年6月、男鹿駅伝(秋田)には出場したが、全国規模の駅伝は未経験。「高校時代は県大会すら出ていないのに、いきなり全国で不思議な感じです」と心境を語った。

 区間距離が大幅に変更され、7区(17・6キロ)、8区(19・7キロ)が全行程の約35%を占める。ある程度勝負の決まった終盤での順位変動はそれほど大きくないため、6区終了時点での順位が重要となる。「区間賞を獲りたいとかはないけれど、(順位を)下げないようにしたいです」と無欲でチームに貢献するつもり。怖いもの知らずのルーキーが青学大の3冠を阻む“切り札”になるかもしれない。

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