種目別鉄棒で銀の内村航平、メダル締めも「金じゃないんですけどね(笑)」…内村に聞く<2>

スポーツ報知
種目別鉄棒で銀メダルの内村航平

◆体操世界選手権 最終日(3日、カタール・ドーハ)

 種目別鉄棒の男子決勝が行われ、内村航平(29)=リンガーハット=が14・800点で銀メダルを獲得した。優勝は15・100点を出したオランダのゾンダーランドだった。内村は高さある離れ技を次々と決め、フィニッシュの着地もピタリと着地を止めた。手を大きく1回たたき、ガッツポーズ。観客の拍手に笑顔で応え、晴れやかな表情だった。

 ◇内村に聞く

 ―大会をメダルで締めた

 「金じゃないんですけどね(笑い)。今回の採点方式だったら完璧にやれば確実に勝てるっていうのは思ってたんですけど、やられました。審判に文句を言う訳じゃないんですけど、やっぱり今回は全体を通して、日本人選手にすごく厳しく付けられているような傾向で。鉄棒に関しては、ちょっと、『え?』って思いましたね。さすがに勝てないとは思ったんですけど、これ以上ないくらい良かったので、15点くらいはもらってもいいんじゃないかなって」

 ―日本への採点が厳しいとは

 「(日本が)強いからだと思うんです。やっぱり。リオ五輪のチャンピオンチームだし、前回の(15年)グラスゴー大会もチャンピオンなので、そういう見られ方をされてもしょうがないと思うんですけど、多分、僕らに求められているものが大きすぎて、審判が求めているものにまだ、いけてないと思う」

 ―日本に帰って何をする?

 「ゆっくり休みたい。足も痛めているし、こんなにギリギリで演技をしたのは初めてだった」

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