2040年までにランニング人口を2000万人に 日本陸連新プロジェクト「JAAF RunLink」始動

スポーツ報知
「JAAF RunLink」発足会見に出席した(左から)早野忠昭、茂木健一郎、堀江貴文

 日本陸上競技連盟は新プロジェクト「JAAF RunLink」発足会見を13日、都内で行った。2040年までにランニング人口2000万人を目指し、市民マラソン大会の統括・支援や個人のライフスタイルに合わせたランニング環境の提供などを行っていく。

 チーフオフィサーには東京マラソンレースディレクターを務める早野忠昭氏(60)が就任。アドバイザーには脳科学者の茂木健一郎氏(56)、実業家の堀江貴文氏(46)が就いた。会見では3人によるトークセッションも実施。茂木氏が「片道1分のコンビニまで走ったのがランニングの始まり。でも、走ることってそれでいいと思う」と言えば、堀江氏も「初めてホノルルマラソンを走ったときは、一切練習しないで挑んだ。20キロ以降は歩いたけど」と、走ることへハードルを感じる必要はないと持論を展開。早野氏は「こういうことは“素人”だからこそ出てくる意見。だから、お二人にはアドバイザーになってもらった」と起用の理由を明かした。

 「JAAF RunLink」は今後、様々な活動を行っていく。そのうちの1つに、マラソン大会の加盟を募り「JAAF RunLink加盟大会」として運営支援を行う。安全水準を高め、ランナーの保険も日本陸連だからこそ可能な補償内容や価格を各大会に提供することも可能になる。年間2000~3000にものぼる市民マラソン大会と連携し、ブランド力を高めていく。

 現在の国内ランニング人口は894万人といわれており、目標とする2000万人までは大きな開きがある。しかし、早野氏は「決して不可能な数字ではないと考えている。裾野を広げていきたい」と自信をみせた。

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