舞台「光より前に~夜明けの走者たち~」プレビュー公演 青学大・原監督「見ないと損ですよ」

スポーツ報知
観劇した原監督

 史上初となる2度目の学生駅伝3冠を狙う青学大の原晋監督(51)が14日、特別監修を務めた舞台「光より前に~夜明けの走者たち~」(新宿・紀伊国屋ホール)のプレビュー公演を観劇。終演後にはアフタートークに出席し「こんな素晴らしい舞台、見ないと損ですよ!」と絶賛した。

 1964年東京五輪マラソン銅メダルの円谷幸吉さんと68年メキシコ市五輪マラソン銀メダルの君原健二さんの人生を描いた舞台。10月に東京都内で行われた舞台の通し稽古も観覧していた原監督は「陸上関係者だけでなく、子育てに悩む方やサラリーマンにもぜひ見て欲しい。『走ることではなく、生き方を伝えたい』という(作・演出の)谷(賢一)さんの言葉がよく表れている」と呼びかけた。舞台中では円谷さんと君原さん、それぞれの指導者のタイプの違いも描かれており、「マラソンという究極の競技。指導者たるもの、選手とバチバチしながら、真剣に向き合うべき。時には心の中に踏み込むくらいじゃないと」と持論を展開した。

 出演した和田正人(39)、高橋光臣(36)とのアフタートークでは「本番に弱い選手もいる中、勝負強さを見せてもらったよ」と笑顔。日大時代に2度、箱根駅伝9区を走った和田は「原監督は今季すでに2冠を獲得し、結果を残しているからこそ説得力がある。さすがです」と最敬礼した。東京公演は紀伊国屋ホールで25日まで、大阪公演はABCホールで29~12月2日まで。和田は「ゴール目指して最後まで頑張ります」と完走を宣言した。

スポーツ

×