服部勇馬が日本人14年ぶりV 福岡国際マラソン

スポーツ報知

 東京五輪代表選考となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズの今季第2戦となる福岡国際マラソンが2日、福岡市平和台陸上競技場発着で行われた。服部勇馬(25)=トヨタ自動車=が2時間7分27秒(速報タイム)で日本人14年ぶりの優勝した。

 気温20・1度と大会最高気温の中スタートし、先頭集団はペースメーカー(PM)が刻む1キロ3分のペースに乗ってレースを展開。2時間5分13秒の自己記録を持つキプルト(31)=ケニア=は4キロ過ぎで遅れると、13キロ手前で途中棄権した。5キロ15分4秒、10キロ30分8秒と順調に進み、設楽ら有力選手を中心に約20人の集団。11キロ過ぎで公務員ランナー・川内優輝(31)が遅れ、第2グループに吸収された。

 15・1キロの給水地点ではゲブレスラシエ(23)=エリトリア=の手が接触し、設楽のスペシャルドリンクがテーブルから落下。暑さもある中重要なドリンクを手にできなかった設楽だったが、東洋大時代の後輩・高久龍(25)=ヤクルト=から手渡されたドリンクで難を逃れた。今夏の北海道マラソンでMGC出場権を得ている中本健太郎(35)=安川電機=は給水後先頭集団から振り落とされた。

 徐々に先頭集団が絞られ、32キロ過ぎには設楽が脱落。4度目のマラソンとなった服部勇馬(25)=トヨタ自動車=と海外勢が抜け出し3人でトップ争い。36・1キロの給水を利用してペースを上げた服部が独走し、日本人14年ぶりの優勝を果たした。

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