北京五輪陸上男子400Mリレー 日本の銅が銀に繰り上がり 優勝のジャマイカが薬物で失格 

スポーツ報知
2008年北京五輪、陸上男子四百メートルリレー決勝で3位に入った日本代表の(左から)塚原直貴、末続慎吾、朝原宣治、高平慎士

 日本オリンピック委員会は11日、08年北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治の4選手による日本が7日付で銀メダルに繰り上がったと発表した。国際オリンピック委員会から通達があった。メダル授与式は後日行われる予定。

 優勝したジャマイカのネスタ・カーターがドーピング再検査で禁止薬物に陽性反応を示して失格が確定した。カーターは処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こしたが、5月下旬に棄却されていた。

 第3走者を務め、昨年現役を引退した日本陸上競技連盟アスリート委員会の高平代表は「裏側にはルール違反という悲しい現実があった。私たちは素晴らしい舞台で、本当の順位で表彰台に立つことができなかった」と無念を強調した。

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