復帰後初1万Mで世陸標準突破の新谷仁美 次戦は都道府県対抗女子駅伝

2018年12月16日17時52分  スポーツ報知
  • オーストラリアでのレースから帰国した新谷仁美

 2013年モスクワ世界陸上女子1万メートル5位の新谷(にいや)仁美(30)=NIKE TOKYO TC=がザトペック10(13日、オーストラリア)から帰国して一夜明けた16日、取材に応じた。5年ぶりに現役復帰してから初の1万メートルで31分32秒50をマーク。来秋のドーハ世界陸上参加標準記録(31分50秒)を突破し「ギリギリ、最低限のところです」と振り返った。

 積極果敢な走りは健在だ。2000メートルから独走し、トップを譲らず優勝。それでも「残り3000メートルはきつかった。練習での距離が足りていないことが分かった」と課題を挙げる。13年モスクワ世陸で30分56秒70の日本歴代3位をマークした最盛期と比べると「5~6割」だという。

 今季5レースを順調にこなし、世陸標準も突破。それでも「標準突破を切ることは、本来きつくないはず。世界と戦って表彰台に上がる力を持っていればなおさら」と安心感も妥協もない。今後はスピードに加え、20キロ走や上り坂でスタミナも強化していく。課題の克服に取り組み、更なる記録向上と勝負強さを身につける。

 ここまで自分を追い込むのは、「決着をつけたい」過去があるからだ。「モスクワ世陸の時の25歳の自分と、今の自分。周りもそうですが、自分が一番気にしています」。越えなくてはいけない壁。「亡霊みたいについてくるんです」。タイムも強さも今はまだ届かないが、一歩ずつ階段を上る。

 次戦は来年1月の都道府県対抗女子駅伝を予定。「6年ぶりですが、東京チームのアンカーを走りたい」と11月の東日本女子駅伝での大逆転Vを再現するつもりだ。

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