野中生萌、専用スピード練習壁が立大キャンパス内に完成

スポーツ報知
自分専用のスピード壁の感触を試す野中生萌

 20年東京五輪の追加種目スポーツクライミングで金メダルを目指す野中生萌(みほう、21)=TEAM au=が17日、東京・豊島区で専用の練習拠点をお披露目した。立大池袋キャンパス内に高さ15メートルの「スピード」(登る速さを競う)種目練習壁が完成。自宅から自転車で15分と至近で、弱点種目の克服に最高の環境が整い「時間があればすぐに練習に来たい」と声が弾んだ。

 23区内に練習環境を求め、出身の豊島区に話を持ちかけたのが始まりで、場所については区側が立大と交渉した。クラウドファンディングで民間から集めた資金は目標の250万円を超える約470万円に達し、野中も制作費の一部を負担した。

 野中はこの日、9月の世界選手権で痛めた右肩について、関節唇損傷と診断されていたことも明かした。手術すれば全治9か月を要するため、19年世界選手権(8月、東京・八王子)を見据えて保存療法を選択。「肩回りの筋肉を強化しつつ、けがしない体作りを進めたい」と見据えていた。

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