伊調が髪の毛を切った理由は…やはりレスリングのため

スポーツ報知
川井梨紗子を下し、優勝を飾った伊調馨は金メダルを手に笑顔を見せる

◆レスリング 全日本選手権 最終日(23日、東京・駒沢体育館)

 女子57キロ級決勝で、五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=とリオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=が対戦。伊調が残り10秒で逆転し、3―2で優勝した。22日の1次リーグ初戦で敗れた雪辱を果たした。

 今年に入り髪の毛を15センチ切った。「前から切りたかった。意を決して」と笑顔で“イメチェン”の理由を明かした伊調だったが、結局は愛するレスリングのためでもあった。

 「今、練習することがすごく楽しくて。髪を結んでいる時間もすごくもったいない。1秒でも2秒でも相手を触って、相手とレスリングがしたい」

 4月に練習を再開。「こんなにレスリングが好きなんだなって、改めて思った」という伊調。5連覇がかかる東京五輪への挑戦を明言した。今は生活のすべてがレスリングに向いている。

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