【箱根駅伝】区間登録発表…青学大2区は梶谷瑠哉、エース森田歩希は補欠に温存

2018年12月29日16時0分  スポーツ報知
  • 青学大・梶谷瑠哉

 第95回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場23チームの10区間と補欠6人の選手登録を発表した。

 史上初となる2度目の学生駅伝3冠と箱根史上3校目の5連覇を狙う“絶対王者”青学大は、エース区間の2区に絶好調の梶谷瑠哉(4年)を登録した。前回2区区間賞の森田歩希主将(4年)は補欠登録で、レース当日に3区に投入されることが濃厚。準エース区間の4区には今季急成長の岩見秀哉(2年)が抜てきされた。5区には「4代目・山の神になれる」と原晋監督(51)が期待する竹石尚人(3年)、6区には史上14人目のV4メンバーを狙う小野田勇次(4年)、7区には前回区間新記録をたたき出し、金栗四三杯(MVP)を獲得した林奎介(4年)と“鉄板メンバー”が入った。さらに前回1区5位の実力者の鈴木塁人(たかと、3年)も補欠に温存されており、盤石の布陣。「ゴーゴー大作戦」を掲げ、箱根駅伝V5を目指す原監督は「自分たちの力を発揮すれば高い確率で勝てます」と自信を見せた。

 「本命」の青学大に対し、対抗1番手は東洋大。1区は前回区間賞の西山和弥(2年)。山本修二(4年)と相沢晃(3年)のエース格はともに補欠登録。2区に絶好調の山本、前回2区の相沢は4区に回ることが濃厚。5区の田中龍誠(2年)、6区の今西駿介(3年)は前回と同じ布陣で上積みが期待できる。7区以降の踏ん張りが5年ぶりの王座奪還の鍵を握る。

 出雲駅伝(10月8日)3位、全日本大学駅伝(11月4日)2位で悲願の箱根路初制覇を狙う東海大は1区は前々回2位の鬼塚翔太(3年)、2区は箱根駅伝初出場の湯沢舜(4年)に託した。前回2区7位の阪口竜平(3年)は青学大の林対策として7区に投入された。日本選手権1500メートル連覇の館沢亨次(3年)、「黄金世代」と呼ばれる3年生のエース格の関颯人は補欠登録。館沢は4区あるいは8区に投入されることが考えられる。一方の関は体調が万全ではなく、出番がない可能性もありそうだ。

 前回、まさかの12位で9年ぶりにシード権(10位)を逃したが、予選会(10月13日)で事実上の史上最速でトップ通過を果たした駒大はエースの片西景(4年)が補欠登録。前回3位と好走した1区出陣が濃厚だ。

 前回6位と健闘した法大は5区に前回区間賞の青木涼真(3年)が万全の態勢。前回6区3位の佐藤敏也(3年)は補欠。6区には坪田智夫監督(41)が期待する坪井慧(3年)が登録されており、今年2月の熊日30キロロードレースで1時間30分2秒の好記録で4位に入った走力を持つ佐藤は往路の平地区間に投入されることも十分に考えられる。

 順大は16年リオ五輪3000メートル障害代表の塩尻和也(4年)が4年連続で2区を務める。5区の山田攻(4年)との2枚看板で2年ぶりのシード権奪回を目指す。

 躍進が期待される国学院大は思い切った布陣を敷いた。前回1区2位のエース浦野雄平(3年)を5区に投入。箱根山中の浦野の走りが注目される。

 東京国際大は1区にケニア人留学生のモグス・タイタス(3年)を登録。1区で外国人留学生が区間賞を獲得すれば1996年大会の亜大ビズネ・ヤエ・トゥーラ(エチオピア出身)以来、23年ぶりとなる。モグスがハイペースで引っ張るのか、それとも、自重するか、全チームが注目することになるだろう。

 山梨学院大はエースのドミニク・ニャイロ(4年)が補欠登録。今季、故障が多いため、状態が心配されている。

 オープン参加の関東学生連合は、東大の近藤秀一(4年)は前回大会の直前にインフルエンザに感染し、欠場を強いられた1区でリベンジを期す。正式な順位はつかないが、文武両道ランナーの力走が注目される。また、チームを率いる麗沢大の山川達也監督(34)は関東学生連合としては異例の「偵察メンバー」を起用。これまで連合では前回の近藤のようなアクシデントを除き、当日変更をしないが、今回はチーム16番手の関口大樹(関東学院大3年)を4区に、同15番手の外山正一郎(上智大4年)を9区に登録。当日変更で国川恭朗(麗沢大3年)、鈴木陸(明治学院大4年)、古林潤也(防衛大4年)の3人のうち2人を投入することが予想される。

 箱根駅伝は12月10日に16人を選手登録。同29日に1区~10区と補欠6人を登録する。往路(1月2日)、復路(1月3日)ともにスタート(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能。ただ、変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで区間変更はできない。交代は往路、復路合わせて4人まで。主力選手を補欠登録し、勝負区間に投入するなどの戦術的な理由による変更が可能なため、各校の駆け引きや当日変更のドラマも箱根駅伝の見所のひとつとなっている。

 全23チームの10区間登録と6人の補欠登録は別途掲載。

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