梶田凪、段違い「伸身トカチェフ」超える新技完成させて東京五輪団体メダルへ

スポーツ報知
平均台に開脚して色紙を持つ梶田(カメラ・西村 國継)

 世界選手権女子日本代表の梶田凪(18)=山梨・甲斐清和高3年=が、団体の東京五輪メダル獲得に意欲を示した。昨年は初のシニア代表入りを果たし、世界選手権に出場。一方、同大会では決勝メンバーから外れる悔しさも味わった。4月からは大学生となり、東京五輪出場へ勝負の一年となる2019年。新演技構成では得意の段違い平行棒で新技に挑戦中。団体決勝に出場する日本のトップ3入りを目指す。(取材・構成、西村 國継)

 ―昨年12月の豊田国際を最後にオフに入った。今取り組んでいることは?

 「来季へ向けた構成を練習しています。点数的には55点台を狙いたい。村上茉愛選手はずば抜けて安定して56点ぐらい取るので、55点で2番目になれるように」

 ―世界体操に初出場した。予選では。

 「平均台で失敗はあったんですけど、そこは出る予定でなく杉原(愛子)選手が出られなくなって出たものだったので。自分がやらなきゃいけなかったのは床と段違い平行棒。そこは1番手で自分の演技ができたのは収穫でした」

 ―決勝ではメンバーから外れ、悔しさを味わった。

 「予選で平行棒も良かったし貢献もしていた。でも、やっぱり今までの結果で寺本(明日香)選手になったので、自分の実力不足かなと思います」

 ―初めての代表はどうだった?

 「村上選手は練習から安定した演技ですごいなと。寺本さんはベテランとして自分のこともそうだけどチームを引っ張ってくれる。頼りになる先輩2人です。畠田(瞳)選手は同い年同士で仲良くやっていました」

 ―遠征も多く高校生活は多忙だった。

 「忙しかった、ですね。テスト前だとプリントをもらって、遠征に持って行ってやるとか。出席日数は、協会から文書が出て公欠になるので大丈夫でした。学校の友達とは仲が良いですけど、学校以外で遊びに行くとかはめったになくて、3年間で1~2回。最近は畠田選手とか体操の子たちと遊んだりすることが多いです。丸1日の休みがあれば、自分が東京に会いに行ったりしました」

 ―4月は大学進学が控える。大学ではどんなことを。

 「東京五輪までは体操だけです。それからはスポーツに関わる食事や体のつくりとか、将来的に指導者になりたいので、役立つようなことを学びたいです」

 ―色紙に「日本のチームに貢献する」とつづった。

 「今年は(世界選手権の)決勝に出られなかったので、決勝のメンバーに選ばれてメダルを狙いたい。そのチームに貢献したいです」

 ―段違い平行棒では日本で1人しかできないG難度の伸身トカチェフが武器。成功率も高い。

 「トカチェフ自体はあまり失敗してないですね。その後連続技につなげるところや、リズムが崩れると後半がしんどい、というのはあります」

 ―新シーズンの演技は。

 「段違い平行棒では新技に挑戦しています」

 ―今取り組んでいるものが、東京五輪の演技構成になる。

 「はい」

 G難度を超えるH、最高となるI難度の“梶田スペシャル”が誕生するかもしれない。

 ◆梶田 凪(かじた・なぎ) 2000年10月15日、笛吹市生まれ。18歳。5歳から体操を始め、小学6年時にU―12選手権、全日本ジュニア、東日本ジュニア優勝。甲府城南中から甲斐清和高に進学。17年全日本個人総合選手権女子3位、NHK杯女子個人総合4位。18年全日本個人総合選手権女子5位、NHK杯女子個人総合5位。得意種目は段違い平行棒と床。154センチ。

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