内村航平、引退発表の吉田沙保里さんに「ぼくも連覇してきたがケタが違う」

スポーツ報知
体操男子の日本代表合宿を終えて、取材に応じる内村航平

 体操男子の日本代表合宿が13日、都内で行われ、個人総合で五輪連覇している内村航平=リンガーハット=が、レスリング女子で五輪3連覇した吉田沙保里さんの引退について「どうするか気にしていた。(吉田さんに)勇気をもらったアスリートはかなりいると思う。お疲れ様でした」とコメントした。

 内村も五輪と世界選手権で個人総合8連覇を成し遂げてきたが、吉田さんは五輪と世界選手権16連覇で、個人戦は16年リオ五輪の決勝で敗れるまで206連勝し、「ケタが違う」。吉田さんは引退後も多くの選手にリスペクトされると言い、「他の競技にも影響を与えられるのは超一流だと思う。ぼくもそうなりたい」と話した。

 内村は3日に30歳を迎えたばかり。今回の合宿は参加者のほとんどが大学生と高校生で「体操のときは自然と(言葉が)出るけど、(体操以外では)何をしゃべっていいか分からない」と苦笑いしたが、若手から刺激も受けており「学ぶことはある。自分もまだまだ日本に必要だと思ってもらいたい」と意気込んだ。

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