箱根駅伝初Vの東海大メンバー 2区湯沢ら4年生が卒論発表

スポーツ報知
卒論を発表する湯沢舜

 箱根駅伝(2、3日)で初優勝を果たした東海大の2区・湯沢舜(4年)らが16日、神奈川・平塚の湘南キャンパスで卒論発表会を行った。両角速(もろずみ・はやし)監督(52)、西出仁明コーチが指導するゼミに所属している湯沢は「HR・RRI間隔からみるコンディショニングコントロール」について研究成果を発表した。

 心拍数からパフォーマンス向上へのヒントを探った。湯沢は自らを被験者に10月下旬から12月上旬までの約1か月、練習中や起床後の心拍数などを調査。箱根駅伝後に卒論の仕上げに取りかかったが、取材などでなかなか時間が取れず、作業は深夜までおよんだという。疲れも残る中、発表を終えた湯沢は「苦労して作って良かったです。今後のコンディショニングに生かしていきたい」と笑顔で振り返った。次戦は熊日30キロロードレース(2月17日、熊本)の予定だ。

 両角ゼミ、西出ゼミには陸上部長距離ブロックの選手の多くが在籍。この日は5人の4年生が「前傾及び骨盤の角度と競技記録の関係」、「長距離選手におけるコントロールテストと走パフォーマンスの関係性」などを発表した。新主将の館沢亨次(3年)ら1~3年生の学生も熱心に聴講。なお、箱根9区・湊谷春紀主将(4年)、補欠・東優汰(4年)はインフルエンザのため欠席した。

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