ＪＯＣ竹田恒和会長、騒動を謝罪「疑惑払拭したい」

　２０２０年東京五輪招致を巡る贈賄の容疑者としてフランス当局から正式捜査を受けている日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の竹田恒和会長（７１）が２２日、都内で行われたＪＯＣ理事会で今回の騒動を謝罪した。

　冒頭のあいさつで「招致活動に関して、役員の皆様にご心配をおかけして、大変申し訳なく思っております」と話した。捜査の経緯として昨年１２月１０日にフランス当局で、今月１１日に国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）の倫理委員会でヒアリングを受けたことを報告。倫理委員会では「状況を見守るということになりました」と説明した。

　１５日の記者会見を質疑応答を受けずに７分で打ち切ったことにも言及。「弁護士の先生方らと相談の上で、質疑をお受けしなかったことで、ご心配をおかけしました。ご理解をしていただきたい」。今後については「手続きにのっとって、粛々と疑惑を払拭していきますので、皆様のご理解をお願いいたします」と求めた。