活動縮小の日清食品・佐藤悠基「自分が変わることはない」

スポーツ報知
丸亀国際ハーフ招待選手会見で意気込みを語る佐藤悠基

 3日に行われる香川・丸亀国際ハーフマラソン(丸亀競技場発着)招待選手の記者会見が2日、丸亀市内で行われた。1月に活動大幅縮小を発表した日清食品グループ所属の佐藤悠基(32)は「世界に挑戦するという点で、自分が大きく変わることはない。結果を出し続けることで、競技できる場を作っていきたい」と語った。

 ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)優勝2回を誇る強豪だが、今春入社予定だった大学4年の2選手の内定を取り消すなど活動を大幅に縮小。9月に行われる20年東京五輪マラソン代表選考会(MGC)の出場権を持つ佐藤と村沢明伸(27)を除く12選手に退部を通告している。16位に終わった今年のニューイヤー駅伝を最後に今後、駅伝には参加しないことも決定。「人数が絞られ、仲間がいなくなるのは寂しい。会社の広告塔として結果を出す必要がある」と決意は固い。

 今レースは、東京マラソン(3月3日)へ向けたトレーニングの一環。「1月は合宿で質、量ともにいい練習ができている。疲労がある中でどれだけ後半粘れるかが、東京マラソンにも生きてくる」と狙いを明かす。目標タイムは62分~62分30秒。「東京マラソンではどんなペースであっても先頭集団でいくつもり。1秒でも良いタイムで走りたい」。長野・佐久長聖高の後輩でもある日本記録保持者・大迫傑(27)=ナイキ=らとのハイレベルなレースになりそうだ。

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