池江璃花子、東京五輪では複数種目での表彰台有力視されている

スポーツ報知
池江が小学低学年の時に描いた五輪優勝の絵

 2020年東京五輪の金メダル候補で競泳女子のエース、池江璃花子(18)=ルネサンス=は高校1年で出場したリオ五輪から、東京五輪でのメダル獲得が有力視されるまでに飛躍的な進化を遂げている。

 昨年、3大国際大会の一つであるパンパシフィック選手権(東京)の100メートルバタフライで金、200メートル自由形で銀メダルを獲得した。タイムも伴い、100バタの56秒08は昨季の世界最高。200自の1分54秒85は世界ランク3位と、確かな実力を証明してきた。特に100バタでは女子では史上3人目の55秒台突入も目前と思われ、複数種目での表彰台の可能性も十分という存在に成長した。

 バタフライ、自由形はともに日本勢が世界に遅れをとってきたパワー系種目。池江は日本女子としては大柄な171センチの身長に、リオ五輪時から2センチ伸びたという186センチの長いリーチを持つ。それに理想的と評される水の抵抗の少ないフォームが加わり、世界トップレベルのタイムをたたき出してきた。今季に向けては特に上半身強化と、スタートの改善に取り組んできた。

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