萩野公介「苦しい」400個メ決勝を棄権…手の震えに悪寒も訴え

スポーツ報知
萩野公介

◆競泳 コナミオープン第1日(16日・千葉県国際総合水泳場)

 リオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(24)=ブリヂストン=に異変が起きた。男子400メートル個人メドレー予選に出場し、4分23秒66と自らの日本記録から17秒61も遅れるまさかのタイムで全体7位。予選後は取材に応じず、決勝は棄権した。

 指導する日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(HC、55)は原因について、「体調かメンタルなのか分からない。総合的なものだろうが、一度病院に行ってはどうかと勧めた。17日も出場することは考えにくい」と話した。大会最終日は200メートル個人メドレーにエントリーしていた。

 レース直後は周囲に「苦しい」とも漏らし、手の震えがあり、悪寒も訴えていたという。昨秋からレースで力を発揮できない状況が続いてきた。今月のグアム合宿では、平井HCがほぼ付きっきりで指導したが、完調にはほど遠い。「疲れているにしても範囲がある。大きく超えていて、すごく心配」と平井HC。7月の世界選手権(韓国・光州)の選考会を兼ねる4月の日本選手権へ、不安が大きい。19日からは恒例のスペインでの強化合宿を予定していたが、平井コーチは「私の中では白紙」と、不参加の可能性が出てきた。

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