木津晶夫、日本人トップ2位でボストン出場権

2019年2月18日6時10分  スポーツ報知
  • 2位でゴールする木津(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆第53回青梅マラソン ▽30キロの部、10キロの部(17日、東京・青梅市・日本陸連公認コース)

 メイン種目の男子30キロは一般参加の木津晶夫(25)=カネボウ=が1時間33分30秒で日本人トップの2位に入った。女子30キロは吉田香織(37)=TEAM R×L=が1時間44分28秒で初優勝。ともにボストン・マラソン(4月15日)の出場権を得た。04年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさん(40)=岩谷産業陸上部アドバイザー=がスペシャルスターターを務めた。(晴れ、気温9度、湿度32%、北北西の風3メートル=午前11時)

 悔しさもにじんだ。青梅初出場となった木津は5キロ過ぎから2位集団を形成。「(優勝した)エゼキエル選手について行こうと思ったが、速すぎて…。タイムよりも勝つことに徹した」。先頭と4分24秒差。笑顔こそなかったが、日本人トップを死守し、ボストン切符を手にした。

 仲間の支えが力になった。昨年大会3位のチームメート・田中孝貴(25)から「勝てると判断したら、一気に仕掛けるのがポイント」と助言を受け、25キロ付近から後続を突き放す走りにつなげた。18年9月、駅伝撤退を発表したDeNAからカネボウへ移籍。トラック、マラソンで日本記録(当時)を樹立した高岡寿成氏(現・監督)ら日本を代表する選手を数多く輩出する名門への加入に「伝統のあるチーム。プレッシャーも大きかった」。それでも着実に力をつけ、1月の全日本実業団駅伝4区9位で高岡体制初の8位入賞に貢献。丸亀ハーフ(3日)では自己記録を1分以上更新するなど主力に成長した。

 4月のボストンで自身3度目のマラソンに挑戦する。「昨年大会は雨や強風で過酷なコンディションだったが、どんな時でも自分らしい走りがしたい」と意気込む。国際陸連公認コースではなく、20年東京五輪代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権は得られないが、24年パリ五輪に向けてじっくり準備するつもりだ。

 大迫傑(27)=ナイキ=が日本人初の2時間5分台に突入するなど、進境著しい日本の男子マラソン勢。「青梅で最後まで粘り切れたように、できることからやっていく」。青梅路を心に刻み、信じる道を走り続ける。(太田 涼)

 ◆木津 晶夫(きづ・まさお)1994年2月16日、東京都生まれ。25歳。保善高から陸上を始め、3年時に3000メートル障害で全国高校総体出場。日大に進学し、箱根駅伝は4年3区17位。自己記録は5000メートル13分59秒07、1万メートル28分46秒07、マラソン2時間18分21秒。179センチ、60キロ。家族は両親と双子の兄・貴夫さん。

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