大迫傑、仮想MGCの東京マラソンで「独特の緊張感」に準備

スポーツ報知
大迫傑

 東京マラソン(3日午前9時10分号砲、報知新聞社後援)に参戦する日本記録保持者の大迫傑(27)=ナイキ=は2日、都内の宿舎周辺で最終調整。7時半から約1時間40分かけてコース下見も行った。「コースは全く同じではないが、独特の緊張感があるので、準備しておきたいと思った」と話したように、コースの約20キロは東京五輪選考のMGC(9月)と重なる。さらに、MGCコースは五輪本番とほぼ同じだ。13年から師事するピート・ジュリアンコーチらと共に入念にチェックし、大一番へイメージを膨らませた。

 この日は都内でテクニカルミーティングも行われ、最長30キロまで先導するペースメーカーの設定タイムも決定。先頭は1キロ2分57~58秒と決まり、ゴールタイム2時間4分29秒~2時間5分11秒を目指す。想定通りなら日本記録更新も視野に入るペースだ。主催者によると3日朝は気温8度の予想で「風だけが心配」と関係者。「自分の身体としっかり対話したい」と、大迫は自然体で東京の好感触をつかむ。

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