途中棄権の大迫先輩へ 東海大・鬼塚「あの寒さでは…」 米国で一緒に練習

スポーツ報知
米国合宿へ出発する東海大の(左から)塩沢稀夕、鬼塚翔太、阪口竜平

 箱根駅伝(2、3日)で初優勝を果たした東海大の鬼塚翔太(3年)ら5人が4日、約1か月の米国遠征へ出発した。3日に行われた祝勝会のため一時帰国していたが、再渡米して4月上旬までトレーニングを積む。1区6位の鬼塚は、男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(27)=ナイキ=と2月中旬に米国で約2週間トレーニング。東京マラソン(3日)で途中棄権となった“先輩”へ「一緒に練習させていただいたので、テレビでですが、応援していました。途中棄権は残念でしたが、あの寒さでは仕方ない面もあると思います。MGC(東京五輪代表選考会)でまた頑張って欲しいです」とエールを送った。

 遠征では30日のスタンフォード招待が力試しの場となる。鬼塚は5000メートルで13分20秒、塩沢稀夕(2年)は1万メートルで28分30秒、阪口竜平(3年)は3000メートル障害で8分29秒をそれぞれターゲットとしている。特に阪口はドーハ世界陸上の標準記録(8分29秒)突破を足がかりに、1979年に樹立された最古の日本学生記録(8分25秒8)も見据える。「学生最後の1年。どこかで学生記録は塗り替えたい。そのために必要な技術やスピードを磨きたい」。リオ五輪代表の塩尻和也(順大4年)でもなし得なかった大記録に挑むつもりだ。

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