原監督「箱根V5なら辞めるつもりだった」 青学大駅伝報告会に郷ひろみも登場

スポーツ報知
青学大の3大駅伝報告会に郷ひろみ(右から3人目)がサプライズ登場。チームを激励した

 2018年度学生3大駅伝の出雲駅伝(昨年10月)と全日本大学駅伝(同11月)で優勝し、箱根駅伝(1月)は2位だった青学大が17日、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京で「3大駅伝報告会」を開催した。箱根駅伝では初優勝した東海大に3分41秒差で敗れた原晋監督(52)は「箱根駅伝5連覇と(史上初の)2度目の学生駅伝3冠が達成ができたら、ひっそりと辞めようと思った。ただ、そうはさせてくれなかった。まだまだ、やります」と辞意を検討していたという衝撃のエピソードを交えながら、新たな決意を明かした。

 いまや学生3大駅伝の恒例となった青学大の原監督による大作戦。第95回箱根駅伝の前に原監督は「5連覇を目指して青学大は郷ひろみさんのように燃えています。名付けて、ゴーゴー大作戦です!」と宣言した。この日の報告会では、その郷ひろみ(63)が急きょ登場。「海外に行っている予定だったのですが、移動便を変更してはせ参じました。実は今、子供が青学の幼稚園でお世話になっている縁もあります」と郷は63歳とは思えない若々しく、爽やかな笑顔で話した。

 さらに自身の苦い体験談を明かしながら青学大駅伝チームを激励。「(かつて)レコード大賞で新御三家と呼ばれていた西城秀樹さん、野口五郎さん、郷ひろみの中で、僕の名前だけが呼ばれなかったことがあります。その時の悔しさが僕を引っ張ってくれました。人生には多くのことがあり、どう受け取るかで変わると思います」と熱く語った。

 郷ひろみのサプライズ登場に学生、OBら関係者のほか一般のファンも合わせて約1700人の来場者は大喜び。「ゴーゴー大作戦」は箱根駅伝本番では不発に終わったが、この日は大成功だった。

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