【柔道】激闘11分11秒! 全国高校選手権 個人戦男子66キロ級で唯野が優勝

スポーツ報知
男子66キロ級決勝で唯野(下)が巴投げで技ありを奪う

◆全国高校柔道選手権第1日(20日・日本武道館)▽個人戦男子66キロ級決勝 唯野己哲(千葉・木更津総合2年) 優勢 岸武蔵(兵庫・報徳学園1年)

 唯野己哲(こてつ)が11分を超える死闘を制した。

 本戦の3分では決着がつかず、男子66キロ級決勝はゴールデンスコア方式の延長戦へ。お互いに技を仕掛けるものの決まらず、時計は3分を過ぎ、5分を過ぎても決着がつかない。「めちゃくちゃ疲れました。でも絶対に日本一になるんだ、という気持ちだけでした」。延長開始から8分11秒、唯野の巴投げを岸がこらえ切れず、主審が「技あり」をコールした。

 昨年は3位だっただけに「絶対に勝ちたかった」と唯野。厳しい練習を思い出しながら、長い11分間を戦い抜いたという。王者は「岸選手も強かったです」と付け加えることも忘れなかった。

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