富士学苑、女子団体戦初V 黒田主将「金鷲旗の高校3冠を目指したい」

スポーツ報知
女子団体で初優勝した富士学苑の(左から)小斉、平野、黒田、瀬戸、藤城

◆柔道 全国高校選手権大会最終日(21日・日本武道館)

 富士学苑が21日、女子団体戦初優勝を飾った。男子団体の東海大甲府は1回戦で鹿児島情報(鹿児島)に1人残しで敗退した。20日に行われた個人戦では富士学苑の藤城心(2年・52キロ級)、谷朱音(2年・57キロ級)、小斉穂奈美(1年・63キロ級)の3人が準優勝した。

 先鋒・藤城心(2年)、中堅・瀬戸亜香音(2年)、大将・平野友萌(1年)の布陣で初戦の2回戦と3回戦を勝ち上がり、準々決勝から主将の黒田亜紀(2年)が大将を務めた。埼玉栄(埼玉)との決勝では、1―0で迎えた大将戦の残り30秒で、黒田が技ありを奪って初優勝を決めた。

 試合後のインタビューで目を潤ませていた矢崎雄大監督(38)は「去年はベスト16。最強のチャレンジャーでいこうと。普段から、決勝の試合くらい、熱い、厳しい戦いを想定した稽古をやってきた成果が出た」。11年4月の就任からの思い出がよみがえってきたという。

 黒田主将は「先に攻めようと思った。ポイントを取っても守りきるとは思わず、(ポイントを)取りにいこうと思いました」と決勝の大将戦を振り返ると、「今後の目標はインターハイ、金鷲旗の高校3冠を目指したい」と力強く言い切った。

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