川内優輝、地元の久喜マラソンで公務員ラストラン “義妹”と開会式出席

スポーツ報知
地元で公務員ラストレースに臨む川内優輝(前列右から2人目)は来年2月に義妹となる岡嶋彩さん(前列右端)とそろって開会式に出席

◆久喜マラソン(24日、埼玉・久喜市総合運動公園発着)

 4月にプロ転向する川内優輝(32)=埼玉県庁=が公務員ラストランとして地元大会のハーフマラソンに出場。開会式に出席し「埼玉県庁の川内優輝です。このようにあいさつするのもこれが最後かもしれません。きょうは天気もいいし、この大会は走りやすいコースです。楽しい大会にしましょう!」と公務員ラストランに向けて、さわやかに話した。

 川内は今月末で現役を引退する実業団デンソー所属の水口侑子(33)と5月に結婚する。10日の名古屋ウィメンズで実業団ラストマラソンに出場し、2時間33分57秒で28位だったトップランナーと新たな人生を歩む(走る)。さらに川内家では次弟のプロランナー鮮輝(よしき、28)=Jaybird=が9月に一般女性と結婚。末弟の久喜市議会議員、鴻輝(26)氏は来年2月に久喜市くき親善大使で2018ミス・ユニバースジャパン埼玉代表の岡嶋彩さん(22)と結婚する。この日の久喜マラソンには母の美加さん(54)、川内3兄弟、岡嶋さんがそろって出場。開会式で川内は、ともに久喜市くき親善大使を務め、来年2月から義妹となる岡嶋さんとそろって出席した。久喜市の梅田修一市長(44)は「川内家では3兄弟が結婚することが決まり、お祝いムード満点です」と祝福した。

 10日のびわ湖毎日マラソンで公務員ラストフルマラソンに臨んだ川内は、2時間9分21秒で日本人2位となり、2020年東京五輪マラソン代表選考会(MGC、9月15日)より出場を熱望するドーハ世界陸上男子マラソン(10月5日)の日本代表をほぼ確定させた。地元愛が強い川内は公務員ラストレースに久喜マラソンを迷わず選択した。

 「全国の皆さん、久喜市においでいただきありがとうございます。地元の久喜市の皆さん、いつも、応援、ありがとうございます。ここ(久喜市総合運動公園)はいつも練習しているグラウンドでびわ湖毎日マラソンの前も1000メートル10本をやりました。コースは母校の鷲宮中のすぐ近くも通るし、本当に慣れ親しんだコースです」

 川内は参加者に向かって笑顔で呼びかけ「最強の公務員ランナー」の看板を背負う最後のレースに挑んだ。ハーフマラソンは9時30分スタート。

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