W杯3位の萱和磨、“ロシア流”つり輪の中水平に手応え「すごく評価された」

スポーツ報知
W杯から帰国した体操男子の萱和磨

 体操の18年世界選手権団体総合銅メダルの萱和磨(22)=順大=が25日、個人総合で争うW杯(英バーミンガム)から成田空港に帰国した。同大会では83・731点で3位。「初戦ということで、良かった所もあったけどミスも出た。頑張れた方かなとは思います」と総括した。

 つり輪の中水平(体を地面と並行にして支持)では、同種目を得意とするロシア選手の動きを参考に改善。Eスコア(出来栄え)で及第点の8点台を獲得し、手応えも深めた。「すごく評価された。体全体のバランスを保って三頭筋を中心に使うので、体に負担のない姿勢。今までのやり方だと首に疲労がきて、肩を痛めやすかった」とメリットも感じている。

 今後は全日本個人総合選手権(4月26~28日、高崎アリーナ)を始め、国内大会で19年世界選手権代表入りを目指す。「個人総合で代表に入ることが目標ではあるけど、代表に入るだけではなく、世界で勝つ練習も同時並行したい。Dスコア(難度点)も追い求めていかないと、世界では勝てない」と意識は高い。

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