千代丸、本場所で「ちよまるタン」と呼ばないで!

スポーツ報知
大相撲展でトークショーをした千代丸(右)はファンから熱烈歓迎

 松坂屋・名古屋店で7月10日まで開催中の「大相撲 Oh! SUMO展」のトークショーに30日、幕内・千代丸(27)=九重=が参加。角界屈指の癒やし系関取を一目見ようと足を運んだ女性ファンから、「千代丸大好き!」と黄色い声援が飛ぶなど横綱、大関顔負けの人気を証明した。

 司会者から名古屋の印象を聞かれると、「毎年思うんですけど…。蒸し暑いです」。真剣な顔つきで至極全うな返答にもなぜか“場”の空気は和み、続けて好物はパスタ、洋菓子ではモンブランとプライベートネタを惜しげもなく公開した。

 愛くるしい表情と大きなおなか。外見だけでもユーモラスなうえに、「ちよまるタン」と呼ばれる癒やしキャラ。そう呼ばれることには「うれしいです」と一端は喜んでおいてこう続けた。「けど、ですよ。本土俵の上で『ちよまるタン』と呼ばれると、おっとっとってなります」と本場所の取組ではさりげなく自粛をお願いした。

 さらに入門秘話も披露。「先代師匠(元横綱・千代の富士)がスカウトに来て、『相撲は強ければお金になるよ』と言われ、中学生ながら“おいしい話だな”と思った」と昭和の大横綱の口説き文句で角界入りを決意したという。

 その後は質問コーナーにも関わらず、東洋水産のカップ麺のCMに出演した際の決めポーズの「クッタ」の表情をお願いされると、ノリノリで応じるなど、いい人であることも認知された。それでも最後には、「名古屋では2ケタ勝利と三賞を狙います。熱い応援をお願いします」と本職の相撲への意気込みも忘れなかった。

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