栃ノ心、休場危機…玉鷲に投げられ右足親指を負傷

スポーツ報知
栃ノ心(手前)を小手投げで破る玉鷲(カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲名古屋場所6日目(13日・ドルフィンズアリーナ)

 新大関・栃ノ心(30)=春日野=に初黒星がつき、同時に休場危機に陥った。

 鶴竜の休場で結びとなった一番で得意の右四つになりながら、小手投げで玉鷲に逆転負け。その際に右足親指を痛めたようで、沈痛な表情で支度部屋に引き上げてきた。

 「ふー」とため息をつき、「ちょっと膝が曲がった。それに膝より(右足の)指をちょっとね」とポツリ。弟弟子の状態を心配して駆けつけた岩友親方(元幕内・木村山)に、「折れてないと思うけど(関節が)多分外れたと思う」と説明。取り囲む報道陣の間を、右足内側を浮かせながら歩き、帰りの車に乗り込んだ。

 この日、横綱・鶴竜(井筒)の休場で貴乃花、曙、3代目若乃花がそろって休んだ1999年春場所以来19年ぶりの3横綱全員の休場。その場所は新大関の千代大海(現九重親方)も途中休場と不吉な予感が漂ってきた。

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