千代の国、横綱から今場所2度目の不戦勝…白鵬に続き鶴竜も休場

スポーツ報知
今場所2度目の不戦勝を得た千代の国(カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲名古屋場所6日目(13日・ドルフィンズアリーナ)

 横綱・鶴竜(32)=井筒=の休場で、対戦予定だった前頭2枚目・千代の国(28)=九重=は不戦勝。しかも4日目の横綱・白鵬(33)=宮城野=に続き、今場所2度目の不戦勝での白星を手にした。

 朝稽古終わりに鶴竜の休場を聞いたという千代の国。支度部屋で感想を聞かれると、「ああ、そうかという感じで…。不思議なわけでもないですけど」と複雑な表情。白鵬戦に続き2度も結びの一番でとるチャンスを逃し、「やりたかった? それはあります」と思わず本音も。

 今回は記録のおまけもついた。一場所2度の不戦勝は16年名古屋場所の魁聖以来で、横綱2人からの不戦勝は1999年秋場所の玉春日(現片男波親方)以来19年ぶり。これで3度目の不戦勝だが昨年九州場所の稀勢の里(田子ノ浦)と合わせてすべて横綱で、現在の3横綱を“コンプリート”というもの。「僕は不戦敗はあるけど不戦勝はあまり経験がない。たまたまですけど」と意外な表情。 「今日はウオーミングアップはしました。体を休ませても…。しっかり気を張っておかないと」と自分に言い聞かせていた。

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