旭大星、豪快“一本勝ち”で初日からの連敗を5でストップ
スポーツ報知
◆大相撲名古屋場所6日目(13日・ドルフィンズアリーナ)
西前頭8枚目・旭大星(28)=友綱=が、同10枚目の綿木(27)=伊勢ノ海=をすくい投げで下し、連敗を5で止めた。芽室町出身の西十両8枚目・矢後(24)=尾車=も、東十両13枚目の希善龍(33)=木瀬=を寄り切って4勝2敗とした。
旭大星が6日目にしてようやく初白星、泥沼連敗を脱出だ。錦木に左上手を許して攻め込まれたが、豪快なすくい投げで相手を裏返した。旭川大高時代に柔道の全道王者だった旭大星らしい、豪快な“一本勝ち”。「まわしを取られたけど、慌てなかった。勢いが良すぎて、俺まで吹っ飛んだよ」と笑顔も戻った。
連敗中は周囲も心配したが、「自分のやることをやるだけだった」とマイペースを崩さなかった。「よーし、ここから連勝します。あと7勝2敗(で勝ち越し)。明日は遠藤戦なので懸賞がかかると思うから気合が入る」。逆襲へのきっかけをつかみ、エンジンが回り出した。