十両・矢後、初の10勝マーク「目的に向かって一つ一つクリア」

スポーツ報知
押し倒しで琴勇輝を破った矢後(右)

◆大相撲名古屋場所千秋楽(22日・ドルフィンズアリーナ)

 西十両8枚目・矢後(24)=尾車=が、東3枚目・琴勇輝(27)=佐渡ケ嶽=を押し倒し、初めて2ケタの10勝をマークした。

 立ち合い激しい攻防。矢後が押し込み、琴勇輝が反撃、土俵に詰まった矢後が右まわしを取って前に出て押し倒した。「自分が押し込んでいたので、押し込まれても前に出て上手を取ることができました。良かったです。手応えがある相撲でした」。先場所は十両4場所目で9勝、初めて勝ち越した。5勝5敗の五分からの後半5連勝は「自分の中では先場所の自信と経験が生きたと思います」と振り返った。

 腰痛に悩まされた場所でもあったが、場所中もマッサージや電気治療でケア、後半には痛みも気にならならなくなったことも好成績の要因だという。来場所は十両上位での場所になる。「目的に向かって一つ一つクリアしていければと思っています」と話していた。

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