大相撲4部屋が湘南で海岸清掃 納谷もちびっ子と触れ合う

スポーツ報知
江ノ島をバックに砂浜のゴミを拾う納谷

 海岸美化を目的とした「どすこいビーチクリーン」(日本財団、NPO法人・海さくら共催)が18日、神奈川・片瀬東浜海岸で行われ、大相撲の大嶽、阿武松、錣山、千賀ノ浦の4部屋所属力士と一般参加者約700人がゴミ袋を手に砂浜で汗を流した。

 開催は今回で4年連続だが、4部屋合同は初。15年のイベントから参加している大嶽親方(元十両・大竜)は「海岸に打ち上げられたクジラの体内からプラスチックゴミが出てきたニュースを聞いたりすると、悲しくなるし何とかしなきゃと思う。プラスチックストローの規制ニュースもあるし、自分たちが行動することで少しでも社会に貢献できればいい」と大粒の汗を拭った。

 昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で西三段目50枚目・納谷(18)=大嶽=も子供たちと一緒に笑顔でゴミ拾い。弟子の姿に大嶽親方は「ファンと力士が間近で触れ合う機会を大切にすれば、応援してもらえる存在にもなれる。我々にとってもイベントは大切な時間です」と話した。

 共催したNPO法人「海さくら」の古沢純一郎理事長(42)は「まわし姿の力士が夏のビーチに立つだけで存在感がある。海のゴミは街中から流れ着くものも多いので、日ごろの生活から問題意識を持つことが大事。今回だけでなく、一般の方々がさらにビーチクリーンの趣旨に賛同してくれればうれしいです」と、角界とのタッグを喜んでいた。

スポーツ

×