稀勢の里、八角理事長“御前”で夏巡業最多の16番稽古

スポーツ報知

 大相撲の夏巡業が18日、北海道・帯広市総合体育館で行われ、8場所連続休場中の横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が見守る“御前場所”で夏巡業最多の16番の三番稽古を敢行した。

 正代(時津風)には3戦全勝も、名古屋場所で11勝4敗の敢闘賞を獲得した朝乃山(高砂)には7勝6敗と復活途上だ。左が生命線の稀勢の里と右四つ得意の朝乃山の左右の攻防は、2番目から左が使えず4連敗。後半3連勝して勝ち越したが、報道陣の質問には無言を通した。芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「しっかりと稽古して、やり切って秋場所(9月9日初日、両国国技館)に臨んでほしい」と祈るように見つめていた。

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