高安、出稽古で豊山と朝乃山を圧倒も「8分目くらい」と淡々

スポーツ報知
高安(右)は朝乃山を寄り切る

 大相撲の大関・高安(28)=田子ノ浦=が2日、東京・墨田区の時津風部屋へ、秋場所(9日初日・両国国技館)の番付発表後初めて出稽古を行った。

 腰痛などで先月31日の横綱審議委員会の稽古総見を回避していたが、幕内・豊山(時津風)と同じく出稽古に来ていた幕内・朝乃山(高砂)を相手に合計19番で14勝。得意の弾けるような立ち合いで16年春場所、三段目付け出しデビューを果たした同期生コンビに格の違いを見せつけた。

 高安は熱のこもった稽古にも「8分目くらいでしょう」とはぐらかしたが、幕内上位(豊山が前頭2枚目、朝乃山は同5枚目)に番付を上げた若手2人を指名したことには「若手の勢いを受けていい刺激になりますよ。稽古で色々と試して。攻めたり攻められたり、色々勉強になりますね」と収穫を口にしていた。

 3日は所属する二所ノ関一門の連合稽古が行われる。「明日も頑張りますよ」と参加を公言。初日に向けてギアを上げることを宣言していた。

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