白鵬ヒヤッと勝利にも「まだいけるね！」

◆大相撲秋場所５日目（１３日・両国国技館）

　５場所ぶりの優勝を目指す西横綱・白鵬（３３）＝宮城野＝が、西小結・貴景勝（２２）＝貴乃花＝をはたきこみで下し、５連勝とした。

　貴景勝を押し出そうとした瞬間に左にいなされ、右足が俵にかかってヒヤリ。こらえて体勢を整えると、飛び込んできた相手を左手ではたき込んだ。とっさの反応からの白星に「よかったね（崩されたけど）余裕があったから勝てた」。

　東横綱・稀勢の里（３２）＝田子ノ浦＝、東横綱・鶴竜（３３）＝井筒＝の両横綱も連勝を５にのばし、３横綱の初日からの土つかずは１９８９年春場所以来２９年ぶり。５日間を振り返り「（３横綱）それぞれの持ち味を出せた序盤だったと思う」と充実の表情。この一番で相撲勘を取り戻せたのでは、という質問には「まだいけるね！」と笑顔を見せた。