貴乃花部屋で正式な移籍届を作成 千賀ノ浦親方は「引っ越しは具体的には決まってません」
スポーツ報知

大相撲の貴乃花親方(46)=元横綱=の退職に絡み、同親方の弟子らを受け入れる予定の千賀ノ浦親方(57)=元小結・隆三杉=が29日、都内の貴乃花部屋を訪れ、書式原本で移籍届を作成したことを明かした。
千賀ノ浦親方はこの日午前11時に車で貴乃花部屋に現れた。数分前には貴乃花親方の代理人弁護士も到着。27日に提出しながら書式がコピーだったため、相撲協会から差し戻された移籍届を原本書類で作成した。
約1時間半後に部屋から出てきた千賀ノ浦親方は、「署名、押印したことと、じっくり弟子たちの話をしました」と説明。10月3日から秋巡業が始まるため、速やかな引っ越しが必要だが、「まだちょっと。もうちょっとしてまた電話で話し合って決めたい。引っ越しはまだ具体的には決まってません。でも近いうちにします」と話した。また「(提出のため)協会に行くかは、ちょっとまだ分かりません」と話して、部屋を後にした。
正式な移籍届を協会に提出し、10月1日の臨時理事会で転籍が了承されれば、貴乃花部屋の力士8人らの千賀ノ浦部屋への転籍は認められる。同時に貴乃花親方は千賀ノ浦部屋付きになる意向がないため、転籍が了承された瞬間に相撲協会員としての身分を失い、退職が事実上、決まる。