菊地幸夫弁護士、貴ノ岩の元日馬富士関への約2400万円損害賠償請求に「ちょっと高いかな」

スポーツ報知
貴ノ岩

 5日放送の日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)で大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が昨年10月に元横綱・日馬富士関から受けた暴行被害で、東京地裁に損害賠償2413万5256円を求める民事訴訟を起こしたことを報じた。

 4日に代理人弁護士が会見しは民事調停が不調に終わったと報告。調停で50万円を提示した元日馬富士側と開きのある賠償額については「選手生命がなくなる原因にもなる」と妥当性を強調した。

 今回の請求額についてスタジオで菊地幸夫弁護士は「率直に申し上げれば、ちょっと高いかなと」と示した。「理由としては裁判ということになると、あくまでも証拠です。そういう損害が十中八九、そういう損害が出たであろう。例えば今の遺失利益、本来なら来るはずであったものが来なかったっていうのも十中八九来たであろうという証明がなされないと裁判所は、その損害を認めましょうとならない」と解説した。

 さらに「例えば懸賞金、本当にその勝率で次の場所もその次の場所もいけたんですか。ケガがあったかもしれないじゃないですか、何か他のことがあったかもしれないですか、という不確定要素が入ってくるとこれはみんなクエスチョンマークになる」とし、菊地弁護士が考える請求額を問われ「ボクの感覚だと、相撲のことでよくわからないことがあるんですけど、うまくいって数百万ぐらいかなと」と示していた。

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