元横綱・輪島さん死去で悼む声続出 

スポーツ報知
亡くなった元横綱・輪島さん

 大相撲で第54代横綱の輪島大士さん(本名・輪島博=わじま・ひろし)が死去していたことが9日、分かった。70歳だった。日大から花籠部屋に入門し、わずか3年半で学生出身初の横綱にスピード昇進。「黄金の左」と呼ばれた左差しで史上7位となる14度の幕内優勝した。15年に亡くなった横綱・北の湖(日本相撲協会前理事長)と「輪湖(りんこ)時代」を築いた。

 幕内で通算43度対戦した元横綱・三重ノ海、石山五郎氏(70)=相撲博物館館長=は「ニュースで(死去を)知りました。びっくりした。2年前に名古屋のホテルのロビーで会ったのが最後。声は出ていなくても元気そうだった。『そのうち飯でも食べよう』と話したが…」と沈痛な面持ちだった。

 元関脇・高見山の渡辺大五郎氏(74)は「びっくりした。あんまり…ちょっと勘弁して」と絶句。元大関で歌手・増位山太志郎(69)は「ちょんまげを結う前に、パーマをかけて注目されたりね。豪快な下手投げも天才的でしたね」と土俵内外で型破りな姿を懐かしんだ。

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