御嶽海、大関ノルマ11勝「つかむ」

スポーツ報知
九州場所の番付表を手にする御嶽海

 日本相撲協会は29日、九州場所(11月11日初日・福岡国際センター)の新番付を発表した。

 関脇・御嶽海(25)=出羽海=は、番付表をみつめ、静かな闘志を燃やした。秋場所で逃した大関取り。「チャンスは続いていると思う。チャンスがある内につかみ取りたい」。これまでは明言しなかった昇進への思いを、はっきりと口にした。

 九州場所で11場所連続となる三役は、昭和以降7位タイ。記録で並んだ元横綱・武蔵丸、安馬(後の横綱・日馬富士)ら4人中3人は翌場所大関に昇進した。御嶽海の場合、昇進の目安となる「三役で直近3場所33勝」に最低11勝が必要だが、クリアできない数字ではない。

 勝ち星だけではない。阿武松(おうのまつ)審判部長(元関脇・益荒雄)は相撲の内容も求めている。この日は地元・長野のテレビ局も取材。地元のサッカーJ2・松本が現在J1昇格争いをしていると聞き「今まで以上にサポーターも盛り上がって、一緒に昇進できれば」と活躍を誓った。(大谷 翔太)

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