横野レイコリポーター、貴ノ岩の損害賠償取り下げに「モンゴルでの最初の認知がマイナスだった」

スポーツ報知
横野レイコ リポーター

 大相撲の幕内・貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が、昨年10月に元横綱・日馬富士関から受けた暴行被害を巡り、慰謝料など損害賠償2413万5256円を求めた訴訟を取り下げたことが30日、明らかになった。同日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜・後1時45分)では相撲取材歴31年の横野レイコリポーター(56)がゲスト出演し解説した。

 昨年11月に元日馬富士が貴ノ岩に暴力を振るい責任を取って引退。その後、損害賠償請求を行っていた。

 モンゴルでの家族へのバッシングが取り下げの理由だとされているが、横野リポーターは「元々(貴ノ岩は)たくさんいるモンゴル力士の一人。あまり認知されていなかったけれど、人気者の横綱を引退させたのは誰?ということで、最初の認知はマイナスだった」とモンゴル世論を代弁。訴訟を起こしたことで「(暴力事件当時の)前回以上にバッシングがあった」と説明した。

 さらに「モンゴルの報道はモンゴル力士たちからも伝聞で聞いたりしますよね。貴ノ岩の本当の意志なのかという報道もされている。訴えたこと自体、貴ノ岩はそんなことしないんじゃないかと。そして、行き過ぎだという報道がある中でバッシングが起きた」と続けた。

 一連の報道では貴ノ岩のコメントが表に出なかった。横野氏は「貴ノ岩のコメントが一切出なかったじゃないですか。そういうことがつらかったと思う」と貴ノ岩の立場を代弁した。モンゴルでのバッシングに「モンゴル語でストレートに入ってきて傷ついたと思う。貴ノ岩は悪いことを何もしていないけれど、それなのにこういう報道になると、ちょっと心折れてしまう」と解説した。

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